「えぇ!?そんな人ひとりで家に置いておいていいの!?」
「え、何かいけないかな?
 …そっか、ゴハン用意してなかったな。
 ひとりでおなかすかしてたらかわいそうだね」
「そーじゃなくってねぇ…
 はぁ、アンタってどーしてそう脳天気なのよ」

図書館が閉まるとわたしはいそいで
マーケットに行き、いつもより多めの
夕ごはんを買った。
早く帰ってあげなくちゃ。
身体が弱ってるかもしれないし、
ひよこ豆のスープでもつくろう。

彼はわたしの姿をみとめると
ゆっくりこちらへやってきた。
「あ、起きてたんだ。いまごはん用意するからね
 ---え?」

彼の手に握られていたものは---拳銃だった。

 

 

「フィーネ・ラ・モルテ…

 その名の如く、お前に死を」

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